直径も質量も地球とほとんど同じ惑星です。
地球よりも太陽の近くを公転しているので、地球から見ると太陽が見える方向から48度以上離れて見えることがありません。このため、明け方の東の空か夕方の西の空にしか見えません。このため、明けの明星、宵の明星の異名をもちます。明け方の東の空か夕方の西の空にひときわ明るく輝く星が見えたら、金星だと思ってまず間違いありません。
質量のほとんどが岩石で占められる岩石惑星ですが、地球よりずっと濃い大気があり、常に全面が曇っています。この雲は硫酸の粒でできていると考えられていて、決して晴れることがありません。このため、望遠鏡を用いても全面が真っ白に輝いて見えるだけで、模様はほとんど見えませんが、紫外線で撮影すると雲の濃淡が模様として見えます。
大気の96%が二酸化炭素です。温室効果が強く働くため、雲によって太陽光の70%が反射されるにもかかわらず、地表での温度は450℃にもなります。
探査機によるレーダー観測から表面の地形が調べられていて、火山活動と関係してできたと考えられる複雑な地形が見つかっています。その多くには世界各地の神話に登場する女神の名前が付けられています。
地表の自転周期は公転周期より遅く、しかも回転方向が逆になっています。しかし、雲の流れはずっと速く、秒速100mにも達します。この強風は超回転と呼ばれますが、その原因はまだわかっていません。
参考文献:「小学館の図鑑NEO 宇宙」(小学館 2009)
- 天体種別
- 岩石惑星
- 公転周期
- 0.61521年
- 軌道離心率
- 0.0068
- 軌道傾斜角
- 3.395度
- 自転周期
- 243.02日
- 自転周期
- 5832.5時間
- 質量
- 地球の0.815倍
- 平均密度
- 5.24g/cm3
- 扁平率
- 0
- 衛星数
- 0
- 発見者
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